【初値成立|IPO新規上場】ディ・アイ・システム(4421)【3,300円:+2,020円:+157.81%】高値:3,710円、安値:3,200円、終値:3,700円 PER40倍前後の攻防へ

上場日 BB期間 公開株数 吸収金額(OA含) OR 仮条件 公開価格 初値 騰落率
10/19 10/03-10/10 52.09万株 約6.66億円 35.20% 1,220~1,280円 1,280円 3,300円 +157.81%

公募株数 300,000株 4421-hikiuke.png
公募株引受証券 SMBC日興証券
SBI証券
岡三証券
売出株数 153,000株
売出株引受証券 SMBC日興証券
オーバーアロットメント 67,900株
OA引受証券 SMBC日興証券

初値形成

9279-hatune.png

始値 高値 安値 終値 出来高(株) 売買代金
3,300 (12:34) 3,710 (12:37) 3,200 (13:58) 3,700 (15:00) 1,103,900 約73.46億円

3,300円で初値成立。公開価格の約2.57倍。
終値は、3,700円。初値+400円:+12.12%  

EPSは、92.15円。
初値でのPERは、35.81倍。最高値でのPERは、40.26倍。終値では、40.15倍。
システムインテ系情報通信は、PER:20倍近辺まで上昇する傾向があり、それを上回る値動きか。
終値でのPERは、40.15倍。やや割高感があるか。


大手初値予想会社の初値予想

◎2,600円~3,000円

新規上場日【初値決定前の気配運用】

初値形成に至らず。約14.75万株オーバーの買い気配で終了。
新規上場2日目の初値決定前の気配運用は、次のとおり。なお、即金規制あり。
※板中心値段
     2.984円(10/19最終気配値)
※上限方向
    上限値段:6,780円、更新値幅 148円
※下限方向
    下限値段:2,208円
※注文受付価格の範囲
    736円 以上 11,780円 以下
※ロックアップ解除
    設定無し

【新規上場1日目】
※板中心値段
     1,280円(公募・売出価格)
※上限方向
    上限値段:2,944円、更新値幅 64円
※下限方向
    下限値段:960円
※注文受付価格の範囲
    320円 以上 5,120円 以下
※ロックアップ解除
    設定無し

【新規上場日:初値セカンダリ展開予想】
システムインテ系情報通信の初日値つかずでの平均勝ち倍は、2.69倍。3,500円を中心に3,200円~3,800円あたりで初値がつきそう。初日カウンターは、初値▲4%~▲18%(平均▲12%程度)ぐらいか。PER:32倍~43倍 3,000円~4,000円 あたりの値動きになりそう。

営業利益率による初値・セカンダリ予想

営業利益率は、5.74%。

◎類似企業:営業利益率
3677  システム情報 9.50%
3816  大和コン 13.15%
3852  サイバーコム 5.04%
3924  ランドコンピ 6.08%
4743  ITFOR 15.38%
4769  インフォクリエ 5.79%
2349 エヌアイディ 8.99%
4396 システムサポート 3.91%

類似企業の営業利益率平均は、8.48%。

ディ・アイ・システム(4421):5.74%は、やや物足りないか。初値高騰のアシストは期待できないか。システムインテ系情報通信の平均勝ち倍は、2.31倍で2,960円あたり。東証JQS小型を加味すると3,400円ぐらいまではありそうな気がする。

また、営業利益率は10%以下であり、営業利益率主導でセカンダリが火を噴くことは無いか。反発狙いのセカンダリ株価は、2,600円あたりか。

営業利益率が10%以下であるため、ロングカウンターも狙い難いが、1,800円あたりなら何とかなりそう。

公開価格と抽選結果

公開価格は、1,280円(仮条件上限) に決定。
主幹事引受価額は、1,177.60円(▲8%)に決定。
相方と挑んだ抽選結果は、
◆SMBC日興証券・・・落選(補欠)×2 ◆SBI証券・・・落選×2
◆岡三オンライン証券・・・落選×

公開数(OA含)は、52.09万株。当選は、確率的に難しい状況です。
システムインテ系情報通信は、手堅い人気があるセクターでもあり、全て落選となりました。

ブックビルディング購入申込み状況

上場株数:52.09万株、OR:35.20%は、ORがやや高いが問題の無いレベル。
吸収金額:6.66億円は、東証JQSでは、小型で問題の無いレベル。
経常利益:2.21億円、純利益:1.35億円 利益面では、問題の無いレベル。
売上高は、直近3年間で1.33倍に増加。営業利益率は、約5.74%。稼ぐ力は、標準的か。

需給面・利益面も問題が無いため、全力でBBに申し込むのみです。

10/07におけるSMBC日興証券受付番号は、53,000番台。BBの積み上がり具合には勢いがある様子です。

仮条件

仮条件:下限:1,220円~上限:1,280円
想定価格は、1,220円。
システムインテ系情報通信は、手堅い人気があるセクターなので、
強気設定もあるかと予想していましたが、
主幹事 SMBC日興証券は、1,280円:+60円:+4.91% ちょっぴり強気設定としてきました。

上場規模・需給状況(発表直後)

オファリングレシオ(OA含む)は、35.20%。やや高いか。
想定吸収金額は、約6.66億円。東証JQSとしては、小型か。

ロックアップ・VC状況

ロックアップは、180日間 (平成31年04月16日まで)
ロックアップ解除は、設定無し。
VCは、存在せず。

配当

25.00円。配当利回り:1.95%

EPS(1株利益)・PER(株価収益率)

EPS:92.15円、PER:13.89倍
システムインテ系情報通信での初値平均PERは、約20倍。やや割安感があるか。

業績実績・財務指標(ROA/ROE/粗利/自己資本比率等)
4421-1.png
※22期については、平成30年6月までの数字。
財務指標 20期 21期 22期
ROA 1.77% 8.09% 10.26%
ROE 14.39% 41.39% 38.85%
売上高利益率 0.68% 3.14% 5.15%
粗利 18.16% 22.15% 22.52%
当座比率 100.09% 98.36% 117.55%
自己資本比率 12.30% 19.55% 26.42%
有利子負債月商比率 0.81 1.04 0.81
安全余裕率 5.43% 23.07% 34.50%

直近3年間で売上高は、1.54倍。営業利益率は、5.74%。稼ぐ力は、標準的か。粗利・安全余裕率は、やや低いか。

事業系統図

4421-2.png


大手ソフトウェア開発会社及び大手通信キャリア会社を主として継続的な受注確保・拡大を図るとともに、新規顧客の開拓に注力。顧客の業態やニーズに応じたソフトウェア開発サービスの提供及びアパレル系ECサイトの設計構築・運用保守業務や、情報通信ネットワークの設計構築・運用保守業務に至るシステムインテグレーション事業が好調に推移。

4421-3.png

【個人的なIPO初値予想】 3,500円

OR:35.20% ⇒やや弱気
東証JQS:吸収金額:6.66億円 ⇒強気
公開株数:52.09万株 ⇒強気
営業利益率:5.64% ⇒中立
市場テーマ性(SI・教育サービス) ⇒中立
2社同時上場 ⇒中立




投資行動の最終決定は、自己判断・自己責任で願います。当方はいかなる責任も一切負いませんのでご了承ください。

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