【IPO初値予想:PER】安江工務店(1439):東証JQS:建設業 上場規模・企業情報・業績推移・財務(ROE他)・配当・ロックアップ他 目論見書感想 名古屋でリフォーム&リノベーション、新築住宅、不動産事業を展開
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名古屋が本拠地だけに、主幹事は東海東京証券。2001年以降、東海東京証券主幹事:建設業は3勝0敗で負け無し。手堅い初値形成が多く、セカンダリで大化けしたベステラ(1433)も存在。
上場規模(需給状況)
オファリングレシオ(OA含む)は、46.10%。
適正とされる 20%±5% の範囲を上回るか。
2001年以降、東証JQS:建設業 OR:40%以上 ⇒ -勝-敗 勝率:-.--。
OR:46.10%は、東証JQS:建設業では過去最高値となるか。
公開株数は、約56.37万株。東証JQS:建設業 としては、平均の 約0.56倍 の規模か。
想定吸収金額は、約6.36億円。東証JQS:建設業 としては、平均の 約0.98倍 の規模か。
東証JQS:建設業 案件としては、標準的な吸収金額か。
需給による下値不安は、やや残るか。
OR:40%以上は、公募割れが頻発する危険ゾーン。だが、吸収金額は約6.36億円と東証JQS:建設業としては極度な過大感は無く標準的か。初値の高騰は考え難いが、初値が公募価格を大きく割り込むことも考え難い。初値を挟んだ攻防となるか。
ベンチャーキャピタル(VC)の状況
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VC保有株は、存在せず。
ロックアップの状況
※売却
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※発行等
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親引け
記載無し。
配当
31.00円を予定。
配当利回り:2.74%の見込み。
株主優待
記載なし。
業績実績
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直近3年間での売上高は、平成26年12月期は9ヶ月決算のため、ほぼ横ばい。対前年度では、約6%減。成長性は、やや頭打ち傾向となりつつあるか。
EPS(1株利益)・PER(株価収益率)
<株価=想定価格と仮定>
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財務指標(ROA/ROE/粗利/自己資本比率等)
※42期については、平成28年9月までの数字。
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会社概要
愛知県内での住宅リフォーム事業(住宅リフォーム請負)、新築住宅事業(新築注文住宅請負)、不動産流通事業(不動産仲介、買取再販)の3事業を展開。
<事業系統図>
※平成27年12月期(第41期)
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主な課題とリスク
名古屋市及びその近郊地域に密着した店舗展開。
OB顧客(過去にご契約いただいたお客様)の数は平成27年12月期に26,531世帯まで増え、受注件数の50%以上がOB顧客のリピート注文。
この供給ストックを活かし、住宅リフォーム事業、新築住宅事業、不動産流通事業を有機的に連携させることにより、住宅ニーズにワンストップで対応できる体制を充実させるべく、事業連携のシステム化を一層体系的に推進したいところか。
また、差別化を図るべく独自開発した「無添加厚塗りしっくい」に続く新商品の開発、デザイン力・提案力強化を図ることで新規顧客の開拓を進め、一方で原価・経費の削減に取り組み、利益率の改善に継続的に努めたいところか。
さらに、新規出店のみならず、M&Aやアライアンス等も有効活用することで、営業地域内の深耕はもちろんのこと、既存商圏外の地域への事業領域を拡大することで、日本全国にサービスを提供できる体制を構築を図りたいところか。
名古屋で住宅関連建築業のIPOと言えば、桧家住宅(桧家ホールディングス(1413):名証2部:建設業)が頭に浮かぶ。2007/11/15名証2部上場(吸収金額:約7億円):公募価格 70,000円に対して、初値 47,100円:▲22,900円:▲32.7%。と惨たんたる結果に。ただ、桧家ホールディングスは、埼玉本社で営業エリアは東京周辺なのに、名証2部単独上場という変則上場。安江工務店(1439)には無関係だが、株式市場における連想売買は侮れないので参考までに。
新規公開で得た資金の使途
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IPO初値予想まとめ 需給状況・EPS(1株利益)・PER(株価収益率)
想定吸収金額は、約6.36億円。
東証JQS:建設業 案件としては、標準的な吸収金額か。
需給による下値不安は、やや残るか。
オファリングレシオ(OR)が、46.10% であり標準的な割合を上回るか。
初値の高騰及びセカンダリに対する期待は、期待出来ないか。
想定価格:1,1300円、EPS:209.26円として
<想定価格=公開価格の場合>
【2001年以降:東証JQS:建設業:吸収金額 3億~9億】
初値/公開価格:0.86倍~6.66倍 ⇒ 970円 ~ 7,520円
初値でのPER:5.72倍~30.15倍 ⇒ 1,190円 ~ 6,300円
初値は、PER:6倍 ⇒ 1,250円 が ひとつの目安となるか。
東証JQS:建設業 案件としては、標準的な吸収金額か。
需給による下値不安は、やや残るか。
オファリングレシオ(OR)が、46.10% であり標準的な割合を上回るか。
初値の高騰及びセカンダリに対する期待は、期待出来ないか。
想定価格:1,1300円、EPS:209.26円として
<想定価格=公開価格の場合>
【2001年以降:東証JQS:建設業:吸収金額 3億~9億】
初値/公開価格:0.86倍~6.66倍 ⇒ 970円 ~ 7,520円
初値でのPER:5.72倍~30.15倍 ⇒ 1,190円 ~ 6,300円
初値は、PER:6倍 ⇒ 1,250円 が ひとつの目安となるか。
過去のIPOデータ上における初値:PERは、7倍前後が適正だが、営業エリアが名古屋圏であることから6倍予想へ。
【個人的な初値予想】1,250円
投資行動の最終決定は、自己判断・自己責任で願います。当方はいかなる責任も一切負いませんのでご了承ください。
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