【IPO初値予想:PER】レノバ(9519):マザーズ:電気ガス業 上場規模・企業情報・業績推移・財務(ROE他)・配当・ロックアップ他 目論見書感想 再生可能エネルギー発電事業、再生可能エネルギー開発・運営事業

上場日 BB期間 公開株数 吸収金額(OA含) OR 仮条件 公開価格 初値 騰落率
2/23 2/8-2/14 1,391,500株 約9.18億円 7.64% 2/6決定 2/15決定 ---円 --%

公募株数 650,000株 公募株の引受株数は、2/6 に決定予定
公募株引受証券 大和証券
みずほ証券
SMBC日興証券
東洋証券
SBI証券
マネックス証券
いちよし証券
極東証券
売出株数 560,000株
売出株引受証券 大和証券
オーバーアロットメント 181,500株
OA引受証券 大和証券

大和証券主幹事で、新電力・再生可能エネルギー関連のIPOのは初めてか。

上場規模(需給状況)

オファリングレシオ(OA含む)は、7.64%。
適正とされる 20%±5% の範囲内を下回るか。

2001年以降、マザーズ:電気ガス業 OR:10%以下 ⇒ -勝-敗 勝率:-.--。

公開株数は、約139.15万株。マザーズ:電気ガス業 としては、平均の 約0.80倍 の規模か。
想定吸収金額は、約9.18億円。マザーズ:電気ガス業 としては、平均の 約0.36倍 の規模か。

マザーズ:電気ガス業 案件としては、標準を下回る吸収金額か。
需給による下値不安は、無いか。

OR:7%台と吸収金額約9.18億円は、マザーズ:電気ガス業としては小型案件か。

ベンチャーキャピタル(VC)の状況

VC関連の存在数 11
合計所有割合 19.65%
(計3,577,200株) 
今回の売出における放出株数 320,000株
VC保有の残株数 3,257,200株
(ロックアップの対象:3,257,200株)
(ロックアップの対象外:-,-株)
(対象期間:平成29年5月23日まで)
(解除条件:発行価格の1.5倍以上)

VC保有残株は、3,257,200株。ロックアップ解除後は、OR:25.54% 吸収金額:約30.68億円の見込み。マザーズとしては、中型以上の規模に達するか。

ロックアップの状況

※売却
期間 90日間
平成29年5月23日まで
解除条件 発行価格の1.5倍
想定解除株価 990円


※発行等
期間 90日間
平成29年5月23日まで

親引け

記載無し。

配当

未定。


株主優待

記載なし。

業績実績

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事業年度 売上高 前年比(%) 営業利益 前年比(%) 経常利益 前年比(%) 純利益 前年比(%)
平成27年5月期 55.39億円 5.92億円 7.12億円 4.33億円
平成28年5月期 85.56億円 +54.5 21.05億円 +255.6 13.07億円 +83.6 3.05億円 ▲29.6
平成29年5月期 81.69億円 ▲4.5 -億円 - 17.58億円 +34.5 17.55億円 +475.4

直近3年で売上高は、約47.5%増。利益も上昇傾向にあるか。

EPS(1株利益)・PER(株価収益率)

<株価=想定価格と仮定>
事業年度 予想EPS 予想PER
平成27年5月期 26.78円 24.65
平成28年5月期 18.87円 34.98
平成29年5月期 99.09円 6.66

財務指標(ROA/ROE/粗利/自己資本比率等)

※18期については、平成28年11月までの数字。
財務指標 16期 17期 18期
ROA 1.55% 0.59% 4.53%
ROE 12.40% 5.95% 31.77%
売上高利益率 7.83% 3.57% 39.51%
粗利 32.98% 43.46% 58.46%
当座比率 129.58% 157.52% 205.15%
自己資本比率 12.50% 9.95% 14.27%
有利子負債月商比率 24.09 56.86 37.28
安全余裕率 32.45% 56.63% 74.73%

太陽光発電の運転開始に伴い、財政指標が好転。ただし、設備投資にかかる有利子負債依存は高く、純負債総資本比率は約77%を占める。

会社概要

大規模太陽光発電、バイオマス発電、陸上風力発電、洋上風力発電及び地熱発電等の複数種類電源(マルチ電源)の発電所をデベロッパーとして開発し、所有・運営。


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<事業系統図>

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※平成28年5月期(第17期)
事業名 売上高 構成比(%) セグメント利益
再生可能エネルギー発電 38.32億円 44.8 -億円
再生可能エネルギー開発運営 11.49億円 13.4 -億円
プラスチックリサイクル 35.75億円 41.8 -億円

プラスチックリサイクルは、平成28年8月に他社へ譲渡済み。

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本社所在地 東京都千代田区大手町一丁目7番2号
従業員数 65人
臨時従業員数:10人
連結会社従業員数:70人
連結会社臨時従業員数:12人
平均年間給与 968万円

主な課題とリスク

この数年において「プラスチックリサイクル事業」から「再生可能エネルギー発電事業」及び「再生可能エネルギー開発・運営事業」へと経営資源を大幅にシフト。

大規模太陽光発電以外の再生可能エネルギー電源開発への展開も企図しており、バイオマス発電及び陸上風力発電を当面の注力領域と位置付け、経営資源を集中的に投下して開発を実施中。

そのために、新規の再生可能エネルギー発電案件の開拓や再生可能エネルギー発電所の確実な開発、さらには、既存発電所による安定的キャッシュ・フローの創出を一層推進するための体制や制度の構築等を推し進めたいところか。

新電力開発事業社のIPOは、イーレックス(9517)、ファーストエコ(9514)⇒エフオン(9414)、日本風力開発(2766)⇒ファンド支援を受けるために上場廃止 に続いて4つ目か。ただ、上場時に大規模太陽光発電が主力なのは、レノバ(9519)が初となるか。

新規公開で得た資金の使途

開発を主導する四日市ソーラープロジェクトに対する出資金(発電設備の建設に係る土木造成費) 1億円
(平成30年5月期:1億円)
大津ソーラー匿名組合事業における追加持分の買い増しに係る資金 1億円
(平成30年5月期:1億円)
太陽光、バイオマス、風力、地熱等の再生可能エネルギー発電所のプロジェクトを推進するSPCに代わり実施する開発に係る調査、各種許認可の取得、風況観測等の資源量調査、電力負担金の支払い及び環境アセスメント等に係る費用といった先行的な支出 3.37億円
(平成30年5月期:1億円)
(平成30年5月期:2.37億円)

IPO初値予想まとめ 需給状況・EPS(1株利益)・PER(株価収益率)
想定吸収金額は、約9.18億円。

マザーズ:電気ガス業 案件としては、標準を下回る吸収金額か。
需給による下値不安は、無いか。

オファリングレシオ(OR)が、7.64% であり標準的な割合を下回るか。
初値の高騰及びセカンダリに対する期待は、期待できるか。

ただ、VC保有株が存在するため、事実上の吸収金額は、約30.68億円に達するか。
また、事実上のORは、25.54%に達するか。
ロックアップが解除された場合は、注意が必要か。

想定価格:660円、EPS:99.09円として

<想定価格=公開価格の場合>
【2001年以降:マザーズ:電気ガス業:吸収金額 8億~55億】
初値/公開価格:1.11倍~3.33倍 ⇒ 720円 ~ 2,190円
初値でのPER:14.46倍~216.17倍 ⇒ 1,400円 ~ 19,400円

初値は、PER:10倍 ⇒ 990円 が ひとつの目安となるか。

大規模太陽光発電企業のIPOデータが存在しないため、バイオマス発電企業データを流用。

【個人的な初値予想】950円


投資行動の最終決定は、自己判断・自己責任で願います。当方はいかなる責任も一切負いませんのでご了承ください。

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