【IPO初値予想:PER】フュージョン(3977):札幌アンビシャス:情報通信 上場規模・企業情報・業績推移・財務(ROE他)・配当・ロックアップ他 目論見書感想 ダイレクトマーケティング事業(ビッグデータ等の分析、マーケティングシステムの提供等)

上場日 BB期間 公開株数 吸収金額(OA含) OR 仮条件 公開価格 初値 騰落率
2/23 2/6-2/10 160,000株 約1.6億円 22.22% 2/2決定 2/13決定 ---円 --%

公募株数 120,000株 公募株の引受株数は、2/2 に決定予定
公募株引受証券 岡三証券
SBI証券
上光証券
SMBCフレンド証券
エイチエス証券
売出株数 40,000株
売出株引受証券 岡三証券
オーバーアロットメント -,-株
OA引受証券 -証券

岡三証券主幹事は、2015/8月上場:福証Q:エスケーホーム(1431)以来。札幌アンビシャスは、2015/6月上場:エコノス(3136)で公募価格を上回るまで、6連敗を記録したことも。

上場規模(需給状況)

オファリングレシオ(OA含む)は、22.22%。
適正とされる 20%±5% の範囲内か。

2001年以降、札幌ア:情報通信 OR:19%~25% ⇒ 1勝0敗 勝率:1.000。

公開株数は、約16.00万株。札幌ア:情報通信 としては、平均の 約0.88倍 の規模か。
想定吸収金額は、約1.6億円。札幌ア:情報通信 としては、平均の 約1.00倍 の規模か。

札幌ア:情報通信 案件としては、標準的な吸収金額か。
需給による下値不安は、あまり無いか。

OR:22%台と吸収金額約1.6億円は、札幌アとしては標準的か。意外と軽量感は薄いか。

ベンチャーキャピタル(VC)の状況

VC関連の存在数 -
合計所有割合 -.-%
(計-,-株) 
今回の売出における放出株数 -株
VC保有の残株数 -,-株
(ロックアップの対象:-,-株)
(ロックアップの対象外:-,-株)
(対象期間:平成29年-月-日まで)
(解除条件:発行価格の-.-倍以上)

VC保有株は、存在せず。

ロックアップの状況

※売却
期間 180日間
平成29年8月21日まで
解除条件 発行価格の-.-倍
想定解除株価 -,-円


※発行等
期間 180日間
平成29年8月21日まで

親引け

従業員持ち株会に対して、6,000株を上限として要請予定。

配当

未定。


株主優待

記載なし。

業績実績

3977-uriage.png


事業年度 売上高 前年比(%) 営業利益 前年比(%) 経常利益 前年比(%) 純利益 前年比(%)
平成27年2月期 9.06億円 0.72億円 0.66億円 0.38億円
平成28年2月期 9.85億円 +8.7 0.52億円 ▲27.8 0.47億円 ▲28.8 0.27億円 ▲28.9
平成29年2月期 11.12億円 +12.9 -億円 - 0.52億円 +10.6 0.32億円 +18.5

直近3年で売上高は、約22.7%増。利益は、約21.2%減。やや下落傾向にあるか。

EPS(1株利益)・PER(株価収益率)

<株価=想定価格と仮定>
事業年度 予想EPS 予想PER
平成27年2月期 63.68円 15.70
平成28年2月期 46.61円 21.59
平成29年2月期 53.93円 18.54

財務指標(ROA/ROE/粗利/自己資本比率等)

※26期については、平成28年11月までの数字。
財務指標 24期 25期 26期
ROA 5.85% 4.14% 6.35%
ROE 16.93% 10.96% 13.91%
売上高利益率 4.21% 2.82% 4.73%
粗利 45.66% 41.61% 40.14%
当座比率 107.96% 121.13% 124.72%
自己資本比率 34.56% 37.75% 45.65%
有利子負債月商比率 1.56 3.44 2.20
安全余裕率 17.57% 12.89% 19.60%

粗利も利益率も標準的か。

会社概要

クライアント企業に対してダイレクトマーケティング施策全般(マーケティングリサーチ、マーケティングシステム、ダイレクトプロモーション)をサポートする事業を展開。


3977-2.png

3977-3.png

3977-4.png

<事業系統図>

3977-5.png

※平成28年2月期(第25期)
事業名 売上高 構成比(%) セグメント利益
マーケティングリサーチ 1.17億円 11.9 -億円
マーケティングシステム 3.56億円 36.2 -億円
ダイレクトプロモーション 5.12億円 51.9 -億円

3977-6.png

本社所在地 札幌市中央区南十五条西九丁目2番30号
従業員数 53人
臨時従業員数:8人
連結会社従業員数:-人
連結会社臨時従業員数:-人
平均年間給与 467万円

主な課題とリスク

ダイレクトマーケティング施策全般(マーケティングリサーチ、マーケティングシステム、ダイレクトプロモーション)をシームレスに利用できるように三位一体のサービス提供体制を強化し、既存クライアント企業が持つニーズに応えるとともに、新規クライアント企業との取引を実現することで、収益基盤の強化を図りたいところか。

主な取引先は、次のとおり。 (株)いなげや:平成28年2月期 売上高 0.86億円 構成比 8.8%
(株)エキップ:平成28年2月期 売上高 1.71億円 構成比 17.4%
(株)ケイシイシイ:平成28年2月期 売上高 1.01億円 構成比 10.2%
ロイヤルホームセンター(株):平成28年2月期 売上高 0.89億円 構成比 9.1%
イオンマーケティング(株):平成28年2月期 売上高 0.70億円 構成比 7.2%

ダイレクトマーケティングといえば、2008/8月上場 トライステージ(2178):マザーズ:サービス業:吸収金額 約20.16億円。公開価格:4,000円に対して初値:2,590円:騰落率 ▲35.25%。同年9月にはリーマンショックが発生するなど相場環境には恵まれないIPOだったとしても、一抹の不安あり。ビッグデータ分析などのトレンドワードVS地方企業による札幌アンビシャス上場となるか。

新規公開で得た資金の使途

事業拡大のための採用費及び人件費 0.75億円
(平成30年2月期までに、0.75億円)
サービスの広告宣伝費及び販売促進費 0.07億円
(平成30年2月期までに、0.07億円)
財務体質の強化を目的とした長期借入金の返済原資 0.22億円
(平成30年2月期までに、0.22億円)

IPO初値予想まとめ 需給状況・EPS(1株利益)・PER(株価収益率)
想定吸収金額は、約1.60億円。

札幌ア:情報通信 としては、平均の 約1.00倍 の規模か。
需給による下値不安は、あまり無いか。

オファリングレシオ(OR)が、22.22% であり標準的な割合か。
初値の高騰及びセカンダリに対する期待は、あまり期待でき無いか。

想定価格:1,000円、EPS:53.93円として

<想定価格=公開価格の場合>
【2001年以降:札幌アンビシャス:情報通信:吸収金額 1億~3億】
初値/公開価格:0.80倍~7.00倍 ⇒ 800円 ~ 7,000円
初値でのPER:10.06倍~254.00倍 ⇒ 542円 ~ 13,690円

初値は、PER:25倍 ⇒ 1,300円 が ひとつの目安となるか。

人気ワードであるビッグデータ分析を全面に押し出すも、分析ソフトウエアやシステムを販売している訳ではなく主力は、あくまでもメールマガジンやダイレクトメールの制作・発送か。PER:50倍は厳しいか。

【個人的な初値予想】1,300円


投資行動の最終決定は、自己判断・自己責任で願います。当方はいかなる責任も一切負いませんのでご了承ください。

更新の励みになりますので、応援宜しくお願い致します!!

当選したラッキーさんはにほんブログ村 株ブログ IPO・新規公開株へコチラで確認できます!
にほんブログ村

人気ブログランキングへ -->

  • このエントリーをはてなブックマークに追加